自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)

Hug Hawaiiが主宰する自死遺族の会「アルファの会@東京」のご案内や活動等のご紹介をしています。

安心・安全な場としての自死遺族の会「アルファの会@東京」

皆さま、ごきげんよう

 

東京は梅雨空で一日中ジメジメです。

こんなお天気の日は、鬱陶しくてなんだか心も晴れませんね。でもそんな時は無理に元気を出そうとしなくても、ゆっくりどっぷり沈んだ心に寄り添うのもよさそうです。

感情をきちんと感じることは、とても大切なことだと私は考えています。

悲しい、辛い、しんどい、苦しい等といった感情をきちんとそのまま感じないと、いつか感情が麻痺してしまったりすることも考えられます。

笑えない時は無理をして笑わずに、泣きたい時はきちんと泣いて、自分の自然な感情をちゃんと感じて表出してみると良いかもしれませんね。

ちなみに私は、そんな時にむしろ泣ける音楽をかけて、やっぱり泣いて、逆にスッキリすることがあります。涙には感情表出の促進や浄化作用もあるようですので、意外とどっぷり沈みきって涙で洗い流すのもオススメですよ。

 

さて、先日6月度のアルファの会@東京が開催されました。

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アルファの会@東京は、ハグハワイ↓が主宰する自死遺族限定の自助グループです。

www.hughawaii.com

 

この日は初めて参加される方が多く、プライバシーを確保したかったので、いつものレストランではなく、素敵なギャラリーカフェを個室として貸し切りでお借りしました。

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ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

今回は初参加の方が多かったとはいえ、堅苦しく順に自己紹介や体験を語っていただくようなことはせずに、いつもの通り自由にざっくばらんなおしゃべりをしました。

いろいろな話題が出ましたが、恐らくご参加者のそれぞれが様々なことを感じたのではないかと思います。皆さまにとって、少しでも良い時間になったのであれば幸いです。

 

残念ながら日本ではまだまだ自死自死遺族に対する偏見や誤解、社会的烙印を押してしまうようなところがありますので、直接事実を知る人以外に自死遺族が事実を話すことが憚られてしまう風潮があるのが事実です。

 

いくら自殺対策の法令が整備され、その範疇に自死遺族の 支援の充実が含まれているとはいえ、まだまだ自死遺族が生きづらさを感じていることに変わりはないといえます。

深い悲しみ、辛さ、苦しさ等を抱えながら、何年も誰にも何も話せないでおられる自死遺族の方々は多いことでしょう。

 

そこで、私たちは自死遺族が安心して話ができる安全な場として「アルファの会@東京」という場と機会を持つことで、もし自死遺族が話したいと思った時に自由に話ができる環境を整えることに努めています。

非当事者に対しては話せないけれど、当事者同士でなら話せるという事もあります。なぜなら、全員がそれぞれに同様の経験をして、少なからず様々な想いや考えに共感できるのです。

私の経験上、非当事者に対しては決して話せないようなことも、当事者同士で話してみると、「ある、ある!」と普通に理解してもらえたり、共感してもらえたりすることが多いのです。すると、安心して何でも話すことができるようになります。

 

実は私は、愛する家族を突然失ってしまった当時、初めて電車に乗って外出をした時に、何も考えずにのほほんと生きているように見えた大勢の人たちに対して、正直「みんなしんでしまえばいいのに」と思いました。なぜ私の愛する家族だけがそんなことにならなければならなかったのか、無念というか、憤怒というか、本当に腹立たしくて仕方ありませんでした。

 

そんなことを思うなんて、自分は異常だと思いましたし、極悪非道な人間になってしまったような気がしてなりませんでした。自己嫌悪も甚だしく、とっても悲しかったです。

でも、そのことを恐る恐るアルファの会@東京のメンバーに話してみたところ、普通に「わかるー!」といって共感していただいた時、救われた思いがしました。

似たような思いを抱いたことを教えていただいて、自分は決して異常でも極悪非道でもなかったのだと思えました。

そんな超ネガティブなことを考えるのは、自分だけではないのだと。褒められたことではありませんが、率直で素直な思いを抱くことは、当時の私には仕方なかったのだなと、最後には笑い話のようになっていました。

 

以来、普通なら口に出すことが憚られるようなことも率直に話すことができるようになりました。なぜなら、非難もされず、否定もされないからだと思います。

安心、安全な場というのは、そういうことなのですよね。

 

私のような思いを抱いている方が他にもいらっしゃるかもしれません。

話したくても話せなかったり、話す相手が見つからなかったりして、息詰まるような思いで苦しい方もいらっしゃるかもしれません。

 

アルファの会@東京では、今後も自死遺族が安心して自由に話ができる安全な場と機会を作るよう、メンバー一同努めて参ります。

必要とされる方の必要なタイミングでのご参加を何時でもお待ち申し上げております。

7月以降の予定は、また後日改めてご案内させていただきます。

 

ありがとうございます。

千草