自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)

Hug Hawaiiが主催する自死遺族の会「アルファの会@東京」のご案内や活動等のご紹介をしています。

【アルファの会@東京】2018年5月度(ランチ会)・6月度のご案内

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)メンバーの千草です。

 

日本はGWに入り、新緑の美しいこの季節にほっと一息ついておられる方も多いのではないでしょうか。

季節ごとにいろいろなことを想い出したり、苦しくなったり、涙が止まらなくなることもあるかもしれません。GWなんてなければいいのに、、、と思う方もおられるでしょう。

私は愛する家族との死別から10年以上が経っていますが、いまだ嗚咽するほど涙が出ることがあります。

しかしながら、今はそれ以上に笑ったり楽しんだり、幸せや喜びを感じることのほうが多くなりました。当時、自分は世界一不幸なのだと真剣に思っていましたので、こんな思いになれるなんて想像もつきませんでした。

 

大切な人との自死による死別の深い悲しみは、決して消え去るものでも、癒されるものでもないと思うのです。

ただ、その深い悲しみや辛さを抱きながらも、それでも私は私の人生を生きていく、という決意や勇気とともに、最期まで生き抜いていくことが大切なのではないかと私は考えています。

そして、絶対に後追いはしない、というのが遺された家族との約束です。

 

 

さて、自死遺族の会「アルファの会@東京」は、HUG Hawaiiを母体とした自死遺族の会で、原則毎月1回都内のカフェに集まり、自死遺族同士で自由にお喋りをしています。

 

母体のHUG Hawaiiについては、↓コチラをご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

2018年5月度・6月度は以下の通り開催を予定しておりますので、ご案内させていただきます。

特に5月度は、通常開催とは異なりランチ会を企画しております。

 

自死遺族の会 アルファの会@東京 

2018年5月度・6月度

 

■5月19日(土)11:30- ランチ会

場所:横浜中華街(予定)

11:30-に最寄りの駅に集合の予定です

費用:飲食代を各自でご負担いただきます

※詳細はご参加者にご案内させていただきます

お申込み〆切:開催日の1週間前(5/12)までにお申込みください

 

■6月16日(土)14:00-

 場所:都内のカフェを予定しています 

※詳細はご参加者にご案内させていただきます

費用:飲食代を各自でご負担いただきます

お申込み〆切:開催日の3日前(6/13)までにお申込みください

 

お問い合わせ・お申込み:alpha@hughawaii.com までご連絡ください

 

「アルファの会@東京」の特長は、以前の記事でご紹介させていただきました通り、カフェ形式で自死遺族同士が自由なお喋りをする機会と場所を設けているところだと考えています。

alphaandomega.hatenablog.com

 

5月はいつもとは趣向を変えまして、横浜中華街(予定)でのランチ会と散策を企画しています。

アルファの会@東京は、自死遺族同士で話を共有したりするだけでなく、気分転換だったり、楽しんだりすることもできる場だと考えています。

今回のように一人では出かけづらい所でも、メンバーと一緒なら行けるかもしれませんね。

 

自死遺族の方々と話をしていて、

 「笑ってはいけないと思っていた」

 「楽しんではいけないと思っていた」

 「幸せになってはいけないと思っていた」

というような話をよく聞きますし、とてもよく理解できます。

私も当初はそう思っていました。一生不幸のどん底にいるものだと思っていました。

 

でも、決してそんなことはないですよね。

自死遺族も喜怒哀楽のある一人の人間ですし、それぞれの人生は続いていきます。

自死遺族も笑うし、楽しむし、幸せになるのは当たり前のことだと思います。

自死遺族は不幸な顔をしていなければならない、と思っているのは、もしかすると社会や周囲の人たちなのかもしれませんね。

 

アルファの会@東京では、ご参加者のプライバシーは最大限に守られ、個人的な情報が外に出ることはありません。また、何かを強要したり、強引に勧誘を行うようなことは一切ありませんので、どうぞご安心ください。

自死遺族が安全に、安心して過ごせるようにメンバー一同努めております。

ご心配なことやご不明な点があれば、どうぞお問い合わせください。

 お問い合わせ: alpha@hughawaii.com

 

必要とされる方が、必要なタイミングで来られることをお待ち申し上げております。

ありがとうございます。

 

千草

 

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(イメージです)

 

 

 

 

【アルファの会@東京】2018年3月度・4月度のご案内

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)メンバーの千草です。

3月に入って急に春めいてきましたね。季節の変わり目ですので、体調を崩されないようどうぞご自愛くださいませ。

 

自死遺族の会「アルファの会@東京」は、HUG Hawaiiを母体とした自死遺族の会で、毎月1回都内のカフェに集まり、自死遺族同士で自由にお喋りをしています。

 

母体のHUG Hawaiiについては、↓コチラをご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

2018年3月度・4月度は以下の通り開催を予定しておりますので、ご案内させていただきます。

自死遺族の会 アルファの会@東京 

2018年3月度・4月度

 

日時:

3月11日(日)14:00-

4月15日(日)14:00-

 

場所:都内のカフェを予定しています 

※詳細はご参加者にお知らせします

費用:飲食代を各自でご負担いただきます

お申込み〆切:開催日の3日前(木曜日)までにお申込みください

お問い合わせ・お申込み:alpha@hughawaii.com までご連絡ください

 

「アルファの会@東京」の特長は、以前の記事でご紹介させていただきました通り、カフェ形式で自死遺族同士が自由なお喋りをする機会と場所を設けているところだと考えています。

alphaandomega.hatenablog.com

 

このような会に初めて参加される際には、緊張して勇気が必要なのではないかと思いますが、今のところ少人数で本当に様々なお話をしておりますし、お話した内容は他言無用でプライバシーを守ることを大切にしておりますので、どうぞご安心ください。

会場もある程度独立した席を確保しておりますので、リラックスして何でもお話ができるように心がけています。

 

突然で理不尽に大切な人を失うというとても辛い経験をしていながら、深い悲嘆や張り裂けそうな思いを胸の内に抱え続けていくことがどんなに苦しいことか、私も経験していてよく分かります。

真実や本音を誰にも何も話せないというのは、残念ながら現代の日本社会では多くの自死遺族が経験することではないでしょうか。

 

ただ、自死遺族という当事者同士でなら話せる、分かり合える、共感できることが多いということも私は経験してきました。

私が心救われたように、ほんのちょっとの時間を当事者同士で共有してお喋りをすることで、少しでも胸のつかえや苦しさが和らぐことを心から願っています。

 

必要とされる方が、必要とされるタイミングで当事者同士のお喋りにご参加いただくことをお待ちしております。

 

ありがとうございます。

 

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お喋りの効用(&2月のアルファの会@東京のご案内)

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)メンバーの千草です。

大変遅くなりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

さて、自死遺族の会「アルファの会@東京」ですが、昨年に引き続き毎月1回都内のカフェに集まり、自死遺族同士でお喋りをしています。

 

昨年12月は、自死遺族の会「アルファの会」の母体であるHUG Hawaii代表のフロイド由起さんがランチ会に出席してくださいました。

そして、新しいご参加者をお迎えしました。

 

HUG Hawaiiについては、↓コチラをご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

1月も定例の会として都内のカフェで開催され、ご参加者とお喋りをして参りました。

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自死遺族の会「アルファの会@東京」は、たとえば会議室のようなスペースで、順番に経験や思いを語っていただくというような形式はとっていません。

カフェに集まって、自由にお話をするといういわゆるカフェ形式をとっています。

つまり、ご参加者それぞれがお話したいことを自由に話すという、当事者同士でのお喋りをする機会と場を作っています。

自死遺族としての体験や思いを話しても話さなくてもいいですし、泣いても笑っても楽しんでも良い場になっています。 

 

つまり、自死遺族同士であることを前提とした上で、何も気にせずに自由にお喋りができることが自死遺族の会「アルファの会@東京」の特長だと考えています。

実際に泣いたり笑ったり、お互い本当にいろいろなことをお喋りしていますし、他愛のないお話も沢山しています。

しかしながら、毎回終了後はご参加者にお会いできていろいろなことをお喋りができて本当に良かったなーと感じています。

 

そして、形式はどうであれ、お喋りをすることの効用はあるものと考えています。

 

私が自死遺族となって一番苦しかったことは、死別経験後に苦しい胸の内を明かせる機会と場を見つけられなかったことでした。

私は自死遺族であることを敢えて周囲に隠してはいませんでしたが、やはり辛い胸の内や叫びたいこと、助けてほしいことを吐き出せないということは、とてもとても苦しいものでした。

誰でもいいので、自分の辛さや悲しさ、苦しさを思い切り吐き出したいと思っていました。

 

そこで近所の心療内科やカウンセリングルームを探してみたりはしましたが、当時は電車に乗るのも人に会うのも億劫になっていました。

そして、苦しい思いは日に日に増していきました。もう胸が張り裂けそうでした。

 

もしそんな時に自死遺族同士であることを前提とした上で、何も気にせずにお喋りが出来る場と機会があったら、どんなに気が楽になっただろうかと今は振り返っています。

 

死別経験や自死遺族としての辛い思いを話しても話さなくても、自分の話を聴いてくれる人がいる、しかもその人も同じような思いをされている当事者同士であるというのは、一つの救いになる可能性があるように思います。

そして、ただお喋りをするだけでも、ほんの少し心が軽くなるという効用があることは、これまでの経験上間違いないといえるでしょう。

安心してお喋りができるというのは、思いのほか大切なことだと思います。

 

何より安心してお喋りができる機会と場があることを知っておくことは、重要なことの一つではないでしょうか。

このような会に初めて参加することは怖いことですし、きっと勇気も必要でしょう。

でも、このような機会と場所があるという情報を選択肢として持っておくと、いざという時の救いの一つになるかもしれませんね。

 

「アルファの会」は今のところハワイと東京で開催していますが、お住いのご近所でも同様の会が開かれているかもしれませんので、チェックしてみるとよろしいかもしれません。

 

自死遺族の会「アルファの会@東京」でも、ご一緒にお喋りをする自死遺族の方のご参加をお待ちしております。

 

2月は以下の通り予定しております。

2018年2月度 自死遺族の会 アルファの会@東京 

日時:2月18日(日)14:00-

場所:都内のカフェを予定しています 

※詳細はご参加者にお知らせします

 

費用:飲食代を各自でご負担いただきます

お申込み〆切:2/15(木)

お問い合わせ・お申込み:alpha@hughawaii.com までご連絡ください。

 

必要とされている方と、必要とされるタイミングでお会いしてお喋りができますように。

 

ありがとうございます。 

 

 

【アルファの会@東京】12/17 ランチ会のお知らせ

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)メンバーの千草です。

気が付けばあっという間に師走になって、東京も寒い日が続くようになりました。

皆さま年末に向けて慌ただしいことと存じますが、体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

さて、直前のお知らせとなってしまい誠に恐縮ですが、自死遺族の会「アルファの会@東京」東京では、12月はランチ会を開催いたします。

今回は、自死遺族の会「アルファの会」の母体であるハグハワイ代表のフロイド由起さんもご参加される予定ですので、このような会に初めてご参加される方のお申し込みもお待ちしております。

 

自死遺族の会 アルファの会@東京 12月度ランチ会

日時:12月17日(日)12:30-

場所:恵比寿駅近くのレストランを予定しています ※詳細はご参加者にお知らせします

費用:飲食代を各自でご負担いただきます

お申込み〆切:12/10(日)

お問い合わせ・お申込み:alpha@hughawaii.com までご連絡ください。

*もしお申込み〆切が過ぎてしまった場合でもご参加いただける場合がございますので、お問い合わせください。

 

本会は自死遺族限定の集まりで、いわゆる自死遺族の自助グループにあたりますが、大切な家族の自死のことや様々な想いを共有することはもちろん、当事者同士でざっくばらんに気兼ねなくいろいろなお話できることを大切にしたいと考えています。

ご参加は自死遺族の方に限定しますが、必ず死別経験のことをお話いただかないといけないわけではありませんので、ご安心ください。

ただ、同じような経験した者同士で話をすることで、これまで話せなかったことが話せたり、決して否定されずに共感してくれたり、当事者同士だからこそ分かり合えるということがあります。これは私も何度も経験してきました。

今後も自死遺族が安心して話をすることができる、安全な場を確保するように努めて参ります。

 

私にはこれまでに自死遺族の方々からお話を聴かせていただく機会が度々ありました。

自死遺族の方々が語ってくださったお話によると、社会や周囲の人たちによる自死自死遺族に対する偏見や誤解があることで、なかなか真実や本音を話せないことが多いようでした。

そして、自死遺族が笑ったり楽しんだり幸せになったりすることも憚られるような感覚を抱いた方もおられました。

ある日突然大切な家族を自死により失ってしまった深い悲嘆と辛さがなかなか理解されません。くわえて社会や周囲の人たちから自死遺族であるという一方的で偏った見方をされることで、笑ったり楽しんではいけないのではないか、自分が幸せになってはいけないのではないかという疑念を持つことも多いようです。

 

アルファの会では、大切な家族を失ってしまった悲しみや辛さを正直にお話いただくことは勿論、他愛無いお話をしながら笑ったり楽しんだりしても良い場です。決してそのような態度が否定されることはありません。本来は、社会における日常生活の場面でも当然のことなのですが、なかなか難しいこともあるのが現実です。

そこで、まずは当事者同士で気兼ねなくお話ができる場と機会があることを知っていただければ幸いです。

 

12/17のランチ会でも、お話の内容に関わらず、お互いにとって良い時間になりますことを、私も楽しみにしております。是非お会いしてお話しましょう。

 

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学会での「自殺」についてのプログラムと「自死は病死である」という認識

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」メンバーの千草です。

 

東京は急に寒くなって連日の雨降りとなっていますが、皆さまもどうぞご自愛くださいませ。

 

さて、この週末は学会に参加して参りました。

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学会の中で、「自殺」のテーマが取り上げられたシンポジウムとセミナーがあり、参加して参りました。

学会では「自殺」という言葉が繰り返し用いられていたことが少し気になりました。今後「自死」という言葉に置き換えられるのか?注目するところです。

 

今回の学会では、「自殺」についてのプログラムは主に二つありまして、

シンポジウム8 「がん患者と自殺の問題に向き合う」

 

ランチョンセミナー4 「日本人の死生観からみたうつ病と自殺予防」

それぞれご専門の先生がたによる御発表と会場での議論が行われていました。

 

シンポジウム8 「がん患者と自殺の問題に向き合う」

では、主にがん患者様を対象とした院内自殺とその予防をテーマとした報告と議論が行われていましたが、

シンポジウム8-1 「人は何故自殺するのかー自殺のプロセスについて」

張賢徳先生(帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科

 では、なぜ人は自殺してしまうのかについての研究結果やご見解を拝聴しました。

 

 その中で、

「実態調査が示すところによると自殺者の約90%が自殺時に何らかの精神科診断がつく状態であったことが分かっている」

というお話があり、決して理性的な状態で行為に至っているのではないだろうというご見解が示されていました。

 

つまり、

自死という行為の前段階でうつ病を主とする精神疾患が介在している場合が多く、自死に至るプロセスというものがあるだろう

というような主旨のお話でした。

 

要するに、たとえ生活上の問題や様々なライフイベントやストレスフルな状況等があったとしても、精神疾患を挟まないと自殺企図には至らず、理性的で冷静な状態で突発的に自死という行為に至ることは考えにくい、ということだと私は理解しました。

 

そこで私は、自死遺族の方々がお話されていたことを思い出しました。

自死は病死である」 

ということを複数の自死遺族の方が別々に語っておられたことがありました。

 

もし多くの場合自殺企図と行為に精神疾患が介在しているのだとすれば、この「自死は病死である」という認識は概ね正しいと言えるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

 

ちなみに、日本における自殺の現状と自殺総合対策における基本認識では、

www.mhlw.go.jp

「自殺は、その多くが追い込まれた末の死である」

引用:自殺総合対策大綱(概要)

 

とされています。

厚労省でも「自殺」という言葉を使っているのですよね。)

 

確かにその通りだとは思うのですが、上述のことを踏まえると、

自死はその多くが「追い込まれた末の病気による死

であるともいえるのではないでしょうか。

 

もし自死が病死であるとするならば、たとえばガンなどを始めとする病気による死亡と何が違うのだろうか?という疑問を抱きませんか?

大切な人をガンなどの病気で失うことと、自死で失うことの何が違うのでしょうか?

病気で大切な人を失った遺族と、自死で失った遺族は違うのでしょうか?

 

学会に参加しながら、私はそんなことを考えていました。

 

日本では残念ながらまだまだうつ病自死自死遺族に対して偏見や差別、社会的スティグマ(烙印を押すこと)が無くならないのが事実です。

もし「自死は病死である」という認識が正しく理解されたとしたら、少しは自死自死遺族に対する偏見や差別が軽減されるのではないだろうか、と私は考えています。

 

リンクを貼ったような自殺総合対策において重点施策を考えたり実行したりすることも勿論大切だとは思います。

しかしながら、同時に(その前に)うつ病自死自死遺族に対する理解を深めるということも重要なのではないでしょうか。

 

 今日は学会での「自殺」についいてのプログラムに参加して考えたことのお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

【書籍】『自死は、向き合える ー遺族を支える、社会で紡ぐ-』

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」メンバーの千草です。

 

10月に入って、すっかり秋らしくなってきましたね。

それよりも、今年が残りあと3か月ということに驚きを隠せません!

 

さて、今日は書籍のご紹介です。

自死は,向き合える――遺族を支える,社会で防ぐ (岩波ブックレット)

自死は,向き合える――遺族を支える,社会で防ぐ (岩波ブックレット)

 

もうご存知の方も多いかもしれませんが、ルポライターである杉山春さんがお書きになった記事がブックレットという形にまとめられたものです。

 

私が当初この『自死は、向き合える』というタイトルを拝見した時、大変失礼ながら、また軽々しくそんなことを言っちゃっていいの!?と、反射的に懐疑的なイメージを持ってしまいました。スミマセン。

杉山春さんご自身は、ご友人を自死で亡くされており、厳密には自死遺族(家族)ではないようですが、どこかこのタイトルには抵抗感があったのがあくまでも私の個人的で正直なところです。本当にスミマセン。

 

でも実際に読んでみると、大変真摯にご丁寧に取材を重ねておられ、綺麗ごとではなく、リアリティが感じられる内容で、いわゆるこれまでの出版物の論調とは少し違うなという印象が残りました。

 

そこで、是非ともご本人様のお話を伺ってみたいと思い、ちょうど仙台で行われたシンポジウムに参加して、ご本人様と直接お話をさせていただく機会に恵まれました。

ご関係の皆さま、当日は貴重で大変有意義な時間を誠にありがとうございました。

この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 

※このイベントは終了しています。

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※このイベントは終了しています。

 

ご本人様とお話しさせていただいて、とても真摯な姿勢で取り組んでおられること、決して綺麗ごとではない、シビアなリアリティを描き出そうとされたことがよく分かりました。 やはり、私が拝読して感じた事は正しかったようです。

 

特に

第二章 自死遺族が「人」としていられる場所

は、自死自死遺族に対する偏見や差別、社会的スティグマと、

モノいう遺族になる

ことについて触れられていて、個人的にも共感するところが多く、広く読まれることを願います。

もちろんその他の章についてもとても重要な視点から述べられていることが多く、同じく広く読まれることが期待されます。

自死遺族の方々、いわゆる支援者の方々だけでなく、一般の方々にもお読みいただけると、自死自死遺族のリアリティが伝わるのではないかと思います。

 

ぜひお手に取ってみて、どのように感じるか、どのような感想を持つか、どのような思いを抱くか、秋の夜長に一考してみてはいかがでしょうか。

 

今日は書籍のご紹介でした。

ありがとうございます。 

 

第10回 全国自死遺族フォーラムに参加して参りました

皆さま、ごきげんよう

自死遺族の会「アルファの会@東京」メンバーの千草です。

 

早速ですが、9/9に長野で開催されました第10回全国自死遺族フォーラムに参加して参りましたので、簡単にシェアさせていただきます

 

9月9日 第10回 全国自死遺族フォーラム を開催します – 一般社団法人 全国自死遺族連絡会

 ※このイベントは終了しています。

 

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会場からは美しい山並みの風景が見えましたよ

 

実はこのようなフォーラムに参加させていただくのは初めてでしたが、非常に有意義な経験になりました。

ご関係者の皆さま、当日は誠にありがとうございました。

 

フォーラムの第一部では岡知史先生(上智大学教授)による~自助グループの定義とわかちあい~のご講演がありました。

が、都合により誠に残念ながら私は拝聴できませんでした。

ご講演の模様は、以下で公開されておりますので、シェアさせていただきます

 

youtu.be

 

 自助グループと支援グループの違い、自助グループの有用性と可能性について、情報や知識として知っておくことはとても大切なことだと思います。

いずれにも特性があると思いますので、必要な人が必要な時に必要な情報にたどり着けるように、選択肢を持っておくことは大切なのではないかと私は考えています。

 

第二部では、いじめによって自死されたお子様の親御様の方々のお話を拝聴させていただきました。胸が締め付けられる思いがいたしました。

 

第三部では、シドニーで開催された自死遺族支援の国際会議のご報告を拝聴いたしました。自死だけが故人の人生の全てではないという思いを改めて強くいたしました。

 

そして、フォーラム終了後には、懇親会に参加させていただきました。

全国から集まった自死遺族の方々、自助グループの皆さま方と様々なお話をさせていただき、また色々なことをご教授いただき、今後本アルファの会@東京を運営していく上でも、多くの示唆とご助言を得ることができました。

ご丁寧に多くのことをご教示いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

今回初めてこのような会に参加させていただいた訳ですが、皆さま過酷な経験と深い悲しみを経て、現在は様々な活動を精力的にされていることがとても印象的でした。

 

私は愛する家族を自死で失ってから10年以上が経ちましたが、今このような状況にあることを少し不思議に感じたりもします。

多くの人との出会いも、愛する家族が遺してくれた絆なのかな、とふと思ったりします。それはそれで有難いことですね。

非常に悲しいことではありましたが、今こうしていることが私は幸せだと思いますし、遺された自死遺族もまた幸せに生き続けていく必要があるのではないかと感じています。

 

当日お世話になりましたご関係の皆さまには、重ねて御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

 

【番外編】

長野へは初めて行きましたが、とってもとっても良いところでした!

 

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一生に一度は 牛に引かれて

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